子供がいても、いなくても

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ゴミ屋敷を片付けるテレビ番組を見ました。

 

ゴミ屋敷の所有者がテレビに出演して世間に恥をさらすのと引き換えに、テレビ局のお金で汚部屋をきれいに掃除しちゃおう!、というバラエティー番組でした。

 

20代、30代の元気なダメ人間が所有者の場合は、私も笑って見ていられたのですが、独居老人が孤独死したゴミ屋敷もありました。

 

孤独死した老人の汚屋敷は、どの汚部屋もゴミが目一杯詰まっていたのですが、座椅子の周りだけわずかに空間があり、生活必需品が手の届く範囲に置かれていました。おそらく、身体が不自由だったために、立ち上がらずになるべく出来ることを多くしようと工夫した結果です。

 

亡くなった独居老人の子供、つまり、依頼人にテレビ局の人が、

 

「なぜ、こんなになるまで放置したんですか?」

 

と尋ねると、

 

「生きていれば、いつでも会えると思っていた」

 

と答えていました。

 

その後、ゴミ屋敷の清掃が始まると、ゴミの中から現金がザクザク出てきます。番組では、

 

【ゴミの山が一転、宝の山に!】

 

なんて煽っていました。依頼人も素直に喜んで受け取っていたのですが、

 

『亡くなった人は、認知症だったんだ』

 

と私は確信しました。この依頼人は、認知症で身体が不自由な親を一人っきりで亡くなるまで長期間、ゴミ屋敷に放置したのです。

 

『これって、バラエティーとして放送してイイのかしら?』

 

と強く疑問を感じました。家族の問題は当事者たちにしか分からないので事情を知らずに依頼人を批判できませんが、明るく放送できる話じゃないと思いました。

 

孤独死したくないという理由で婚活する人が少なからずいるようですが、結婚して、子供をつくるだけじゃダメってことですね。