図書室のキリギリス

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竹内真双葉社
☆☆☆
大学生時代にとくにやりたいこともなく、目標も持たず、思う存分キャンパスライフを楽しく過ごすことに専念した主人公(詩織)を『アリとキリギリス』のキリギリスにたとえています。大学を卒業し、冬の季節(=社会人になるということ)を迎えることになったキリギリス(=詩織)はどんな人生を送っているのでしょうか。

 

「旅行が好き」ということで、旅行雑誌を作っている出版社になんとなく就職した詩織ですが、激務から体を壊してしまいます。そんなとき、プロポーズされたのを機に寿退社。しかし、ほどなく夫は失踪。そのまま3年間、夫から何の音沙汰もないため離婚。「さぁ、ここからどうする?」というところから物語が始まります。自分の食い扶持くらいかせがなきゃなぁ、と思っていたところ、大学時代の友達から、

 

「うちの学校で学校図書館の司書の募集があるんだけどどうする?」

 

なんていうタイムリーなお誘いがあって、なんとなく応募し、採用されます。

 

「司書の資格もないのにイイのかしら?」

 

なんて戸惑いながら始めた仕事でしたが、仕事熱心な前任者や、学校で出会った素直で可愛い生徒たちとの交流の中で仕事にやりがいを見つけていきます。そして、物語の最後には失踪した夫から復縁を求められます。

 

主人公に幸運な出会いが次々に訪れ、人生が開けていくお話です。幸せな人生には、幸運な出会いが絶対に必要ですよね。