ローカル線で行こう!

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真保裕一講談社
☆☆☆
慢性的な赤字から廃線の危機に立たされた地方ローカル線、もりはら鉄道が最後のチャンスを託したのは31歳の女性だった!

 

社長に就任した篠宮亜佐美は新幹線の車内販売で培った経験とバイタリティー、そして時には女を武器にもりはら鉄道の改革を押し進めていきます。行く手には変化を嫌い、頭が固く、保身とメンツが何より大事な地元有力者たちが立ち塞がります。

 

もりはら鉄道内は度重なるリストラで人間関係がすっかり冷え切っています。補助金を出してくれている県庁から経営てこ入れのために送り込まれている副社長も内情を探るために働いているのかもしれず、手放しで信頼できる部下は誰もいないところからの出発です。

 

県庁、銀行、地方政治家、あやしげなコンサルタント会社、土建屋の社長など、地方経済を牛耳る妖怪たちが個々の思惑で暗躍して推理小説のような趣もあります。

 

はたして、篠宮亜佐美は内憂外患のもりはら鉄道を再生できるのでしょうか?