無駄な会議を考察してみた

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★はじめに

役所では毎日のように会議をします。そんなに会議をやっていると10回に1回は無駄な会議にも出席しなければなりません。今回はこれまでに私が出席してきた無駄な会議を考察してみようと思います。無駄な会議は大雑把に分類すれば4つに分けられます。

 

①儀式だ
少数、あるいは一人の幹部職員や有識者の先生によって既に結論は出ているけれど、組織が民主的に運営されていることを装うために行われる会議です。もちろん、結論を出した偉い人たちは個室で悪巧みに忙しいので、会議に出席したりしません。議長を命じられた部下が意見集約し、厳かに「話しは聞いた」と締めくくって会議は終わります。意見が偉い人たちに伝えられるのかも怪しいですし、もちろん会議で出た意見が反映されるコトなんてありません。

 

原理主義者がいる
会議というのは集まった人間が意見を出し合って、より良い結論を導くために行うのですが、原理主義者は自らの正義を微塵も疑っていないので、他人の意見を全く聞きません。原理主義者の意見が出席者の総意になれば問題ないのですが、そうでなかった場合、やっかいです。原理主義者は自分の意見を一切曲げませんし、多くの場合、場の空気を読まずに何時間でも同じコトを繰り返し発言するタフさを持っています。会議が空転すること間違いなしです。

 

③プライドが高い人がいる
プライドが高い人もやっかいです。別に思い入れがあって発言したワケでもないのに、それに対して否定的な意見が出たりすると、面子を守るために意地になって主張し始めます。プライドの高い人の意見が出席者の総意になれば問題ないのですが、そうでない場合、どうしたらプライドの高い人が面子を保ったまま軌道修正できるか議長は考えなければなりません。議長が軌道修正に失敗すれば、会議は空中分解します。

 

既得権益者がいる
役人の隠語で《デマケ》というのがあるのですが、英語の【 demarcation 】に由来する言葉で、役人は《なわばり》といった意味で使います。役人はデマケをとても大事にします。これが侵犯されれば、組織を上げて迎撃します。会議が既得権益者のなわばりを荒らすような方向へ進んだ場合、会議は紛糾します。有力政治家や高級官僚の意向が働いていれば、そう言った人たちの意見を圧殺することもできますが、そんなことはメッタにないので、大抵の場合、怒号の中で会議は先送り、そして再び会議は開催されず、うやむやになって自然消滅となります。

 

★まとめ 

どうでしょうか?みなさんも同じような会議を体験されていて、『あるある』と思っていただけたら、私も同士を得たようで、うれしいです。役所に限らず、無駄な会議に関わると心がすり減りますよね。そんなときには国会議員の活動を思い出してみたらいかがでしょうか?選挙で選ばれた優秀な方々でさえ、あの程度なんですから、選ばれたワケでもない人たちの会議が有意義になるほうが珍しいと考えましょう。真面目に考えすぎると私のようにうつ病になるので、熱くなり過ぎず、気楽に会議に参加して、心の健康を害さないようにして下さい。