うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

猫の譲渡会に行ってきました

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少し離れた所に住んでいる妹がお正月から猫を飼い始めました。妹のマンションへ遊びにいくたび、『可愛いなぁ』と思っているうちに、私も飼いたくなってきてしまいました。でも、無職で無収入なので、ペットショップで10万円もする猫は買えないなぁ、と思っていると妹が

 

「保護した野良猫を予防接種や健康診断を済ませたあとに譲渡してくれるところがあるよ」

 

と教えてくれました。私が興味を示すと妹が車を出してくれると言ってくれたので、行ってきました。

 

早い者勝ちだと思っていたので、開場の1時間も前に行って並んで待っていました。思っていたより沢山の人たちが来ていて、開場と同時に入場制限になるほどの盛況です。

 

会場にはケージに入れられた20匹くらいの猫がいました。子猫から2歳くらいまでの猫がいて、大抵の猫は緊張してケージの隅っこで固まっています。係りの人に尋ねると、野良猫は人間にいじめられた経験がある猫が多く、知らない人を警戒するとのことでした。

 

可愛い子猫がいたので、この猫が欲しいと係りの人に伝えると、アンケートを渡されました。譲渡を希望する人の年齢、住宅の規模、定職があるか、収入がきちんとあるか、いじめないか、などなど、もらわれた後の猫が幸せに暮らすための質問が20くらいあったような気がします。早い者勝ちではなく、申し込みがあった人たちの中で一番条件の良い人に猫を譲るシステムのようです。

 

申し込み料として千円を払って手続きを済ませると、譲渡されても2週間後に係りの人が家庭訪問して猫が幸せに暮らしているか確認しに行くとのこと。そして、劣悪な環境で暮らしていたり、いじめが疑われるような場合には猫を取り上げるむねの説明を受けました。

 

残念ながら後日、私が希望した猫は他の人に譲渡することがメールで通知されました。

 

『猫の幸せを考えたら、無職の私に譲渡しないよなぁ』

 

と思いました。それにしても、ボランティアで野良猫を保護して、猫の幸せを真剣に考えて活動している人たちがいるんだなぁと分かり、

 

『世の中、悪い人ばかりじゃないな』

 

と思えたので、選ばれなかったけれど不愉快な気持ちにはなりませんでした。