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予言村の転校生

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堀川アサコ、文春文庫
☆☆☆
主人公の湯木奈央は中学2年生。

 

お父さんが故郷の村長選挙に立候補するとか言い出して、湯木家は険悪な雰囲気です。お母さんは、せっかく手に入れたマイホームを手放したくないのです。

 

内気で、野心なんてこれっぽっちもないお父さんが、政治家になりたいなんて信じられなかったので、お母さんは理由を訊ねるのですが、お父さんは

 

「これは決まっていることなんだよ!」

 

と意味不明の返事を繰り返すばかりで埒があきません。

 

結局、お父さんは故郷である、こよみ村の村長に当選してしまいます。奈央は、選挙期間中に対立候補の十文字丈太郎と賭けをしていました。それは、お父さんが当選した場合には、奈央がこよみ村に移り住むというものだったので、奈央もお父さんと一緒にこよみ村へ引っ越してきます。

 

奈央は、こよみ村で暮らし始めると、だんだんと村の大人たちだけが知る秘密のようなものの存在に気づき始めます。こよみ村で起こるあらゆることは、【予言暦】という物に書かれていて、村民はそれを守って生きているらしいのです。

 

本当に、予言暦なんてあるのか?お父さんが村長になったことと関係あるのか?奈央はこよみ村で様々な不思議な体験をします。個性的な村人たちと交流をしながら、奈央がこよみ村の秘密に迫ります。

 

ちょっと怖くて、最後にほっこりする物語です。