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紫陽花の頃になると

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私が住んでいるさいたま市で紫陽花が色づき始めました。この季節になると初めて精神科へ行ったころを思い出します。

 

あの頃の私は役所の上司から達成不可能な仕事を命じられ、工程表通り進捗しないことで毎日のように叱責されていました。頭痛と微熱が続くようになり、近所の内科へ行っても治らないので、脳外科へ行って検査を受けました。すると、

 

「どこも悪くありません。おそらくストレスが原因でしょう。心療内科か精神科へ行くことを勧めます。」

 

と診断されました。

 

自分がそんなことになるとは思ってもみなかったので、それから一月くらいは我慢して働いていたのですが、ある朝ついに起き上がれなくなり、役所を休んで同僚に紹介された精神科へ行きました。その日は雨が降っていて、病院へつづく道沿いに紫陽花が綺麗に咲いていたのが思い出されるのです。

 

一流企業といわれる会社が、製品性能偽装に手を染めて制裁をうけています。新聞を読む限り、原因は現場が分かっていない経営幹部が部下に達成不可能な目標を押し付けて、部下がその圧力に耐えかねて不正を犯したという構図のようです。

 

組織が大きくなると、椅子に座って考えるだけの人と、命令されたことを実行するだけの人に分かれてしまい、悲劇が繰り返されるんでしょうね。

 

散歩の途中、紫陽花を見ながら、

 

「私の身に起こったことが、今も日本のどこかで起こっているんだろうなぁ」

 

と思いました。