うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

本日は、お日柄もよく

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原田マハ、徳間文庫
☆☆☆
あまりぱっとしないOLの二ノ宮こと葉(27)は、ずっと片想いをしていた幼なじみの結婚式で、感動的な祝辞を述べる女性と出会います。

 

ルーチンワークをこなしているだけで生活するのに十分なお給料をもらい、絵に描いたようなお気楽OL生活を満喫してきたこと葉が、その女性に出会ったことで人生が一変します。

 

その女性は久遠久美(くおんくみ)という名前で、スピーチライターというなじみのない仕事をしていました。言葉で群衆を魅了するという仕事に興味をもったこと葉は久美に弟子入りし、スピーチライターへの道を歩き始めます。

 

そして、偶然の出会いと縁が重なり、こと葉は国政選挙に立候補した野党候補のスピーチライターに抜擢されるのです。

 

好敵手の出現や、選挙中のアクシデントを乗り越え、こと葉は依頼主の野党候補を当選させることが出来るのでしょうか?

 

~読んで思ったこと~
民主党政権が誕生したころに書かれた小説と思います。当時、私は国家公務員でした。新しい政権に期待し、民主党事業仕分けに関わりました。そして、深い失望を味わいました。今日になっても、そのときに失った民主党議員たちに対する信用は回復していません。この小説のようなことは当分、日本では起こらないように思います。