面接に行って、断った

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ポストに投函されるフリーペーパーに載っていた求人広告に興味が湧いて応募したところ面接に呼ばれたので、往復の電車賃600円を払って行ってきました。

 

東京とその周辺の県の住宅街にある貸農園で家庭菜園をお客にやらせる会社です。フリーペーパーの小さな小さな紙面に仕事内容が

 

【お客様のサポート】

 

とだけ記入されてました。

 

私は

 

『共用部分の掃除や草むしり、農機具の保守管理が仕事かな?』

 

と想像していたのですが、面接が始まると全く違うことがわかりました。その会社は私に以下のようなことを要求しました。

 

①共用部分の掃除と草むしり
②農機具の保守管理
③見学者の案内と入会手続き
④お客さんへの農業指導
⑤毎日、栽培日報を記入し、本社へメールで報告
⑥季節ごとにお客様交流会を開催する

 

この貸農園では栽培管理を簡単にするため、お客さんは会社が指定した作物をマニュアル通り栽培することになっていて、そのための農業指導もしなければならないのです。農業をやったことがない人は分からないかもしれないのですが、農業って知識や経験が必要なんです。なので、私は

 

『農園に社員の方が常駐しているんですよね?』

 

と質問したところ、

 

『農園に社員はいません。農園はアルバイトだけで運営され、①~⑥の仕事はアルバイトだけでやっていただきます』

 

とのこと。

 

となると、勤務時間外に農業の勉強をしなければなりません。それを時給910円でやれって言うわけ?

 

コンビニのように現場を時給の安いアルバイトだけで回せば、本社は儲かるんでしょうが、私はうつ病患者です。そんな最低賃金に毛が生えたような賃金で、目一杯働かされたら健康を害して、もらった給料をそっくりそのまま精神科医に払うことが明白です。そんなことは馬鹿馬鹿しいので、

 

『私が思っていた仕事内容と違うので、応募をやめます』

 

と私から断って帰宅しました。

 

もしも、お金がなかったらあんな会社の仕事でもやらなければならなかったと思うとゾッとします。作家の塩野七生さんが

 

【お金で幸せになれるわけではないが、不幸を回避するのには役に立つ】

 

と何かの本に書かれていたのを思い出しました。貯金のおかげで奴隷にならずに済んだので、若い時に積立貯金していて本当によかったと思いました。

 

それにしても、今の世の中では最低賃金の仕事でも、雇用主はこのような滅私奉公を求めるのが普通なんでしょうか?もしそうならば、私の居場所なんてどこにもありません。