迷走を続けた豊洲市場移転問題だけど、ようやく小池都知事が判断を下しました。豊洲も築地も市場として利用するそうです。私は、
「小池都知事は無能だ」
と思いました。
仲卸業者は以下の2つの理由で衰退産業と言えます。
①小売業者は規制緩和によって大規模化が進み、今ではイオンやセブン&アイに代表される巨大流通業者がとても大きな地位を占めています。これらの巨大流通業者は独自の物流網を構築しているので、仲卸業者のような中間業者を必要としません。
②市場とは、売りたい人と買いたい人をマッチングさせる場所です。IT革命の結果、これらのマッチングはサイバー空間で行われるようになりました。この経済規模は今後も増えることが予想され、生鮮食料品も例外ではありません。
このように衰退する仲卸業者のために2つの市場を整備し、運営していくのは、将来の都民に負の遺産を残す可能性が高いと思います。市場は1つあれば十分です。
2つの市場を整備するために莫大な税金が投入され、市場の営業が始まってからは赤字を埋めるために、さらに税金を投入することになるでしょう。