スイングアウト・ブラザース

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石田衣良、光文社
☆☆☆
二流私立大学を卒業して11年目、33歳になった冴えない三人の男の物語です。女性が男性を馬鹿にするときに使う言葉で三人を紹介すると、

 

おたく・・矢野巧
はげ・・・小林紀夫
でぶ・・・堀部俊一

 

となります。

 

この三人は大学で出会って以来、腐れ縁でつるんできた男たちです。仲良く、同時期に恋人に振られて落ち込んでいました。そこへ、大学時代に憧れだった一つ上の先輩、河島美紗子が年齢による衰えを微塵も見せず美しいままの姿で現れ、

 

「私はもてる男性を養成する講座を開設しようと考えている。ついては、その講座のテスト生にならないか?テスト生だから、授業料はタダでいい。」

 

と提案してきたのです。三人はこの提案を受け入れて、美紗子が考案した様々な課題に挑戦していきます。そのため、お話の中では

 

【女心をつかむには?】

 

について、ず~っと書いてあります。三人のように一生独身で孤独死したくないと焦っておられる方は、参考になるはずです。

 

ちょっと気になったのは、三人が女性を選ぶ基準です。三人は自分の容姿を棚に上げて、美女ばかりに関心を寄せるのです。

 

まぁ、恋愛に限らず、あらゆる場面で美女は得だな、と分かっておりますが、せっかく男性が三人いるのですから一人くらい、地味とか、太っている、といった容姿に劣る女性にアタックする男性がいてもよかったかなと思いました。