新聞に中学生の作文が掲載されていました。
お題は、
《人工知能の進歩は人間にとって良いことか？》
でした。
たくさん投稿された作文の中から選ばれた二つの作文は、一つは肯定的な意見、もう一つは否定的な意見を述べていました。どちらも立派な作文で、面白く読めました。そして、私は中学生に一言、アドバイスをしたくなりました。
生まれたときからインターネットがあった世代には分からないと思うのですが、もうすぐ４９歳の私が、ＩＴ革命を体験した経験から言わせてもらうと、イノベーションは、好き嫌いとか、善悪なんてものはお構いなしに津波のように押し寄せてきて、対応できる人間と、できない人間に選別していきます。そして、対応できない人間は馬鹿にされるようになります。
ただ、イノベーションが本物の津波と違うのは、犠牲者だけではなく、とてつもない成功者を生み出すことです。ビル・ゲイツとか、ジェフ・ベゾスとか、一度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか？
現在、中学生のみなさんは、人工知能がもたらす光も影も受け止めて生きていかなければなりません。可能なら、成功者になってもらいたいものです。イノベーションを拒否したり、傍観する選択は、これから社会人になるみなさんにはありません。
