昨日まで世間はお盆でした。
私は、東京で生まれ、今はさいたま市で暮らしています。
お盆や正月になると、東京の人口が半分くらいに減った気がします。気がするだけじゃなく、実際に減っているでしょう。
街が静かになって、走っている車や道行く人もどこか余裕があって、のんびり移動しているように思えます。
私はサラリーマン時代に頻繁に地方へ出張で出かけたのですが、地元の人に、
「静かで、のんびりしていてよい所ですね」
というと、次のような返事をもらうことがよくありました。
「優秀で、元気な人はみんな都会に行っちゃいましたから」
たしかに、そんな感じがします。
それが東京の活気に繋がっているのは確実ですけど、優秀で元気な人が集まる東京で生きていくのってたいへんです。
だって、私なんか、たまたま東京で生まれて、その流れで首都圏で生活しているだけの人間ですから、地方で選抜された優秀で元気な人たちと競争させられてもかないっこないわけです。
地方で生まれていたら、私には違った人生があった気がするんですよね。