うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マタタビ潔子の猫魂

朱野帰子、MF文庫☆☆☆主人公は、どこにでもいる普通の派遣職員、田万川潔子(たまがわきよこ、28歳)です。潔子は薄幸体質で、目立たないように注意して暮らしているのに、不幸をもたらす禍々しいものを次から次へと引き寄せてしまいます。 それでも、生…

スイングアウト・ブラザース

石田衣良、光文社☆☆☆二流私立大学を卒業して11年目、33歳になった冴えない三人の男の物語です。女性が男性を馬鹿にするときに使う言葉で三人を紹介すると、 おたく・・矢野巧はげ・・・小林紀夫でぶ・・・堀部俊一 となります。 この三人は大学で出会っ…

私の嫌いな探偵

東川篤哉、光文社☆☆☆コメディでありつつ、本格的な推理小説でもあるという、たいへん面白い本です。 関東地方の海沿いのどこか遠くにある街、烏賊川市という地方都市を舞台におこる殺人事件をボケとツッコミを交えながら解決します。主な登場人物は二人です…

夏美のホタル

森沢明夫、角川書店☆☆☆恋人同士の若い男女二人が、バイクのツーリング中にトイレを借りるため立ち寄った雑貨屋の主人と交流を深めていくお話です。 雑貨屋《たけ屋》は街からは遠く離れた寂しい集落にあります。たけ屋には小さくて可愛らしいお婆さん(ヤス…

ネコと昼寝 れんげ荘物語

群ようこ、角川春樹事務所☆☆☆私が大好きな《れんげ荘シリーズ》の第三弾です。今回もとても面白く、一日で読み終わってしまいました。 主人公のキョウコは会社勤めが嫌になって、私は職場の重圧からうつ病になって、と理由こそ違えども20年以上勤めた会社…

ホノカアボーイ

吉田玲雄、幻冬舎文庫☆☆☆サンフランシスコの大学に通っていた玲雄(24)が旅行で立ち寄った、ハワイ島にある日系人たちが住む小さな村(ホノカア)で、映写技師のアルバイトを幸運にも得て、大学を休学し、短期間、ホノカアで暮らす姿を描いた物語です。 …

リケコイ。

喜多喜久、集英社文庫☆☆☆恋愛スキルのない修士課程の男子大学院生が、同じ研究室に入ってきた大学4年生の女子に片想いしてしまうお話です。恋に恋して苦しむ男子学生を描いた物語として私は、 《太陽の塔、森見登美彦》 を思い出すのですが、《リケコイ。》…

僕は君の涙

私はうつ病になってから、光、音、臭いなどの刺激に弱くなってしまい、そういった物から距離を置くようになりました。そのため、音楽はまったく聞かなくなりました。 しかし、近所のリサイクルショップで太田裕美さんのベストアルバムを見つけてしまい、懐か…

マスゴミと世間

読売新聞の朝刊トップに、東京大学で再び論文不正が行われたと報じられていました。 私は無職なので、昼食は自宅でワイドショーを見ながら食べています。 「東大教授による論文不正はどの程度の扱いになるんだろう?」 と興味があったのですが、どこのテレビ…

うつ病と夏

私の部屋にはエアコンがありません。猛暑日になると室温は35℃を超えます。ですから、毎年夏はダラダラと汗を流しながら、ひたすら夏が早く終わるのを祈ってジッと動かずにいます。 しかし、今年の関東平野は気象庁が梅雨明け宣言をしてからも梅雨のような…

201708運用報告

テレビ東京の番組で紹介されたのを見て買った 《ひふみ投信》 ですが、ドンドン上がります。日経平均が2万円あたりでモタモタしているのを考慮すると、素晴らしい成績です。ちょっと怖いくらいです。