うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

わたし、定時で帰ります。

朱野帰子、新潮社☆☆☆若手人気女優をキャストして、テレビで実写ドラマ化された小説なので、ライトなラブコメディだと思い込んで読み始めたら、日本人の働き方について真面目に書かれた小説でした。 主人公は東山結衣(32)です。結衣は採用されてからずっ…

とっても不幸な幸運

畠中恵、双葉社☆☆☆新宿の繁華街のビルの地下で地味に営業している居酒屋【酒場】を舞台にしておこる不思議な事件が5つと、【酒場】のマスターがまだウエイターだった頃の昔話が1つ納められています。 【酒場】のマスターはとっても喧嘩が強く、面倒見がよ…

手のひらの音符

藤岡陽子、新潮文庫☆☆☆本の題名に《音符》とあるので、音楽を題材にした小説だと思って読み始めたのですが、まったく違いました。 主人公の水樹は、45歳独身、服飾デザイナーです。現在の職について16年間、仕事を愛して過ごしてきました。しかし、独創…

ののはな通信

三浦しをん、角川書店☆☆☆【のの】と【はな】という、二人の女性の手紙のやり取りだけを本にしたものです。もちろん、作者である三浦しをんサンの作り話です。 大まかに紹介すると、高校生、大学生、40代の3つの時代に別れて構成されています。 これまで私…

横道世之介

吉田修一、文春文庫☆☆☆1980年代後半、大学進学のために長崎から上京した横道世之介18歳の物語です。 個人的なことから、世之介にとても親近感を感じてしまいました。まず、80年代後半に大学生だったということ。つぎに、世之介は法政大学に通うので…

今日のハチミツ、あしたの私

寺地はるな、角川春樹事務所☆☆☆主人公は塚原碧(30)です。チェーンストアーの喫茶店で働いています。有能で、業績が落ち込んだ店に乗り込んで立ち直らせる仕事をしています。しかし、業績が落ち込んだ店にはポンコツ店員がいるため、人に強く出ることが苦…

横浜駅SF

柞刈湯葉、カドカワBooks☆☆☆数年ぶりにSFを読みました。 日常生活をあつかった小説だと、ときに主人公に共感して悲しくなったり、暗くなったりしちゃうのですが、SFだと現在の世界と別の世界の話なので、そういった共感が少なくなり、単純に娯楽作…

201907運用報告

先月の損益の増減は +316,345円/月 でした。 ★先月の最優秀と最下位 最優秀 グローバルロボティクスファンド +6.4%/月最下位 JT -5.0%/月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6月は円高が進みました。米国の中央銀行が今…