うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

2020-01-01から1年間の記事一覧

独裁者ですが、なにか?

荒木源、小学館文庫 ☆☆☆ 北朝鮮そっくりの国、ペックランドで独裁者をやっている《ジョンウイン》は日本にそっくりの国、ヤップランドで発売された雑談ができるAIロボットを密輸して手に入れます。 ロボットの電源を入れて会話を始めるとなんと、ロボット…

アメリカでイノベーションが起きて、日本で起きないわけ

今朝(12/22)ニュースを見ていたら、次期合衆国大統領のバイデンさんが、コロナウイルスのワクチンを注射するところをマスコミに公開してました。そして、 「何も怖いことはない。私は3週間後にまたワクチンを打つ。」 と言って、病院を笑顔であとにしまし…

無職でうつ病は生命保険に入れない

社会人になった時に入った第一生命の生命保険が、私が50歳になったときに毎月の保険料が高くなりました。 年を取ると病気になるリスクが高くなるので、保険料が高くなるのでしょう。しかし、無職で無収入なので、このことはずっと気になっていました。そん…

私は私のままで生きることにした

キム・スヒョン 著吉川南 訳ワニブックス ☆☆☆ 私はうつ病です。気分が上がるとその後で必ず深い落ち込みがやって来るので、気分の上下を少なくし、チョット落ち込んでいるくらいがちょうど良いのですが、深い落ち込みが長く続いたときに、すがる思いで買った…

一発屋芸人列伝

山田ルイ53世、新潮社 ☆☆☆ 一発屋と呼ばれるお笑い芸人の方々をあつかったドキュメントです。作者自ら、ご本人に直接取材などもしていて本格的です。 いたるところに自虐ネタが散りばめられていて、ページをめくるごとに「プッ」と笑わせてくれるのも魅力…

自分の意志で早期退職した人たちは、孤独を感じないのだろうか?

ネットサーフィンしていたら、早期退職した人たちのブログを集めてアクセス数でランキングしたサイトがあり、上から順に読んでみました。 言葉づかいが乱暴で読みづらいブログが多かったのですが、中にはしっかりとした文章を書く方もいて、 「私のように無…

世間の風は冷たい!

10月下旬に合奏教室を辞めてからもバイオリンを独りで弾いてました。左手でピッチカートとかはできませんが、たいていのことなら出来るので歌謡曲なんかを弾いていたのです。 しかし、独りで弾いていても味気ないのです。合奏教室では私はほったらかしで、…

202012運用報告

先月の損益の増減は +1,924,119円/月 でした。 ★先月の最優秀と最下位 最優秀)オリックス+27.5%/月 最下位)アマゾン-0.5%/月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最優秀、最下位ともに情報がないので、なぜ、この結果…

コンピューターで出来ることはコンピューターで

自分に出来る仕事で、雇ってくれる所があれば働きたいのですが、さすがに3百通も不採用通知をもらうと就活を諦めます。 ですが、まだ私は51歳なんです。 「いったい、いくつまで生きるんだろう?あんまり長生きすると貯金がなくなるな・・・」 と不安は募…

白村江

荒山徹、PHP ☆☆☆ 日本で古墳を作っていたころ、日本は朝鮮半島に領土を持っていました。任那(みまな)というのですが、それを新羅(しらぎ)に滅ぼされたのが562年です。それ以後、朝鮮半島では高句麗(こうくり)、百済(くだら)、新羅という3つの…

ギフト、ぼくの場合

今井恭子、小学館 ☆☆☆ 難しい漢字が使われておらず、挿絵も入れてあって、小学生高学年を対象に書かれた児童書だと思うのですが、大人が読んでも感動できる本です。 母子家庭で暮らす小学6年生の男の子が主人公です。 父親は、男の子が小学三年生のときに新…

やめるときも、すこやかなるときも

窪美澄、集英社文庫 ☆☆☆ 32歳の男女の恋の物語です。 年を取るほどに、人は経験を積み、慎重になっていくのが普通ではないでしょうか?とくに、恋愛は失敗を繰り返すほどに、若い時のような勢いで付き合ってみるなんてことが出来なくなる代表的な事例だと…

GO TOトラベルのモヤモヤの解消方法

税金の使い道は公平でなければならないと思います。その点、《GO TOトラベル》はお金と時間に余裕がある人しか利用できないという点で不公平感があるなと思っています。 たとえば、子育てや介護で精一杯の日々を送っている人が利用することはできません…

傑作はまだ

瀬尾まいこ、ソニー・ミュージックエンタテイメント ☆☆☆ 主人公は加賀野正吉、年齢は50歳前後。 大学を卒業する年に書いた小説が出版社の新人賞を獲得し、そのまま小説家になります。大学を卒業して二年目に行きずりの女と勢いでSEXしてしまい、その女…

音楽大学教育の欠陥

2年チョット習った合奏教室を辞めました。 私を除いたみなさんが初心者で、合奏が上手く行った時の高揚感をまったく感じることが出来なかったのと、お友達を一人も作れなかったことが辞めた理由です。 音楽的な喜びを感じられなくとも、お友達ができればぜ…

202011運用報告

先月の損益の増減は -454,247円/月 でした。 ★先月の最優秀と最下位 最優秀)グーグル+5.0%/月 最下位)武田薬品工業-13.7%/月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最優秀は、グーグルでした。広告収入とクラウド事業が絶…

知られざるわたしの日記 ベテラン処女の最後の一年

南綾子、双葉社 ☆☆☆ 36歳の誕生日を迎えた日に一子は今年一年の目標を立てました。それは、 《処女喪失》 そうです、一子は36年間一度も彼氏がいたことがないデブでブスな処女なのです。 かと言って、一子が処女を喪失するために具体的な行動をすること…

ナナメの夕暮れ

若林正恭、文藝春秋 ☆☆☆ 著者の若林さんは、大多数の人が《まぁ、いっか》とか《仕方がない》と思って深く考えないことでも納得できる理由がないと考えずにはいられない、いわゆるめんどくさい奴です。そんな若林さんが、普段の生活の中で考えていることをつ…

太陽はひとりぼっち

鈴木るりか、小学館 ☆☆☆ 《さよなら、田中さん》の続編です。《さよなら、田中さん》を読んで面白いと感じた人は絶対に読みましょう。きっと、期待を裏切らないはずです。 3部構成になっていて、 第1部:お母さんは子供の頃に児童虐待を受けていたというお…

そして、バトンは渡された

瀬尾まいこ、文藝春秋 ☆☆☆ 高校生になるまでに、母親が2回、父親が3回変わった女子高生の優子のお話です。 実の母親は物心つく前に亡くなったので記憶にありません。 それ以後にやって来た母親1人と父親2人は物心ついてから一緒に生活したので、どうして…

ダイエットの神様

南綾子、双葉社 ☆☆☆ 本の題名から、太った人のダイエットを成功に導く優秀なトレーナーのお話かと思っていたら、まったく違う内容でした。しかし、面白い本だったのでポジティブサプライズでした。 容姿の醜いデブ女が何人も登場します。痩せようとしてアス…

ヤンキー漫画が絶滅したワケ

私が十代後半を過ごした80年代はヤンキー漫画全盛の時代でした。その頃の漫画雑誌には、どの雑誌にも必ず一本はヤンキーが主人公の漫画が掲載されていました。 これが絶滅した理由を投資ブログで発見し、 「なるほど」 と唸ってしまいました。 今の十代の…

しねるくすり

平沼正樹、産業編集センター ☆☆☆ 題名のとおり、たった一粒飲めば安らかな死を得ることが出来る錠剤をめぐる物語です。 ミステリーの要素が強い物語なので、あらすじを書いてしまうとこの後読む人たちに恨まれそうなので、分からないように努力して紹介しま…

202010運用報告

先月の損益の増減は -481,028円/月 でした。 ★先月の最優秀と最下位 最優秀)ひふみ投信+5.8%/月 最下位)武田薬品工業-5.4%/月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最優秀は【ひふみ投信】でした。ご覧の通り、軒並み下落…

先生は友達じゃなかった

私は合奏教室でバイオリンを弾いています。合奏教室は平日の午前中に行われるので、メンバーは私を除いて全員65歳以上です。 お年寄りの話題は、 ①病気のこと。②どこのお医者さんが良いかの情報交換。③孫自慢。 以上、3つが主な話題です。 私は51歳で、…

Team・HK

あさのあつこ、徳間文庫 ☆☆☆ 結婚してから15年が経ち、夫との間もすっかり冷めてしまい、中学生の長女は反抗期、専業主婦の佐伯美菜子を褒めてくれる人は誰もいません。そんな生活が続けば自信を失っていくのは当然です。 「なんの取り柄もない私に勤まる…

これからの労働の価値

アダム・スミスやデービッド・リカードに代表される「古典派経済学」では、人々の労働を価値の源泉としました。その後、需要と供給のバランスで価値が決定されると考えられるようになり、現在の経済学でも主流の考え方になっています。いずれも、労働が価値…

さいたま市の夏は終わりました

私の部屋にはエアコンがありません。ですから、夏の間はずっと汗をダラダラ流しながら部屋でジッとしています。 なかでも悩ましいのは、就寝するときです。もともと寝つきが悪く、睡眠薬に頼っているような人間なのに、蒸し暑い部屋ではなおさら眠ることがで…

ありえないほどうるさいオルゴール店

瀧羽麻子、幻冬舎 ☆☆☆ 具体的な地名は書かれていませんが、小樽と思われる土地にあるオルゴール店を舞台にしておこる心温まる出来事が7つの短編となっておさめられています。 背が高く、痩せていて、物静かな印象を与える若い男性が一人でお店をやっていま…

迷子の眠り姫

赤川次郎、中央公論新社 ☆☆☆ 主人公は笹倉里加(りか)、16歳、高校一年生です。 物語の冒頭で、川で溺れて心停止してしまいます。臨死体験をして、三途の川を渡りそうになりますが、対岸で亡くなった祖母が、 「ここはお前の来るところじゃないよ!」 と…