『働かざる者、喰うべからず』
と言うのはニートに向けられた言葉ではなく、労働することなく富を手にする資本家に対してレーニンが批判して言った言葉だそうです。この資本主義が誕生してからずっと考えられてきた、
「会社は誰のもの?」
という問いのヒントに出会いました。それは、Eテレで放送中のオイコノミアという番組の中でのことです。ちなみに、オイコノミアという番組はお笑い芸人の又吉さんが経済学者と対談しながら経済の話しを易しく理解しようという番組です。1月7日放送の【“起業”しますか?しませんか?】の回で、経済学者の方が以下のようなことを言ってました。
近年、イノベーションによってコンピューターやロボットにできることが増えている。
↓
①労働者の地位が低下する。
②コンピューターとロボットを購入するお金が必要になる。
①は労働者の賃金の低下圧力になります。
②はお金を提供してくれる資本家や銀行の地位の向上に繋がります。
以上のことから、産業が高度になればなるほど、労働者の地位は低下し、資本(お金)が重要になる傾向があるそうです。これって、最近の「お金持ちがますますお金持ちになって、貧乏人がますます貧乏になる」っていう実感とあっていると思いませんか?
イノベーションというと良いことだらけと思っていましたが、こんな一面もあるんですね。