うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

けんけつ!

前に住んでいた街には常設の献血所があり、定期的に献血をしていました。ただ、高尚な気持ちだったり、使命感から献血していたワケではなく、私は新陳代謝を促す目的で献血をしていました。健康をテーマにしたテレビ番組を見ていると、よく、

 

「新陳代謝を活発にするために、水を一日に2リットル飲みましょう」

 

なんて言ってますが、だったら、献血すればイイのにといつも思っていました。古くて汚くなった血を強制的に抜けば、減った分、きっと新しい血が生まれるはず!そして、人の役にも立つし、これぞ一石二鳥です。

 

うつ病で仕事を辞めてからは貧乏なので、普段の生活は歩いて行ける範囲で済ませています。電車賃を払ってまで、献血する気になれないので、献血していなかったのですが、散歩していたら最寄り駅に仮設の献血所ができているじゃありませんか!すぐにテントの中へ駆け込みました。

 

簡単な問診を受けて、血を抜く前に渡されたアクエリアスを飲み、バスの中へ。指定されたリクライニングシートで血を抜いていると、20代前半とおぼしき男性が入ってきて言いました。

 

男性「看護士さん、腹が立つことあって、頭に血が上ってしょうがないから抜いてくれよ!」

看護士(40代女性)「男だねぇ、スグに抜いてあげるからそこに横になって」

 

だって。「ぷっ」、と笑っていると今度は50代に見えるオバサンが入ってきて言いました。

 

女性「駅に行ったら、人身事故で動いてないのよ。暇つぶしに血を抜いていくわ。それにしても、飛び込むんだったら血抜いていきなさいよ!、って言ってやりたいわ。」

看護士「ほんと、ですよね」

 

オイオイ(汗)

 

400ミリリットル抜くのにかかる時間は約10分なのですが、こんなに賑やかな献血は初めてでした。帰りに30分間、休憩所で休んでいくことを勧められ、渡されたジュースをまた飲んで、お土産にタオルとカップラーメンをもらって、スッキリした気分で帰りました。