シランが咲き始めました。
私の散歩コースに誰かが植えたみたいで、この時期になると毎年、同じ場所で咲いています。
小さな花なので、気づいていない人が多いと思いますが、よく見るといかにも《ラン》って形の花です。
ランって花は、花が主人で、人が使用人になって、大事に世話をしてやらないと綺麗に咲いてくれない印象があるのですが、このシランは河川敷の遊歩道脇で、誰にも世話にならずに雑草と競合しながら、たくましく咲いています。
『手がかかる花ほど愛おしい』
なんて人もいますが、私は花も人も付き合うなら、質実剛健が好みです。野に咲く花には園芸種にない魅力がありますよね。