私は無職です。無職になると社会との繋がりがなくなってしまうものです。そうすると無為に時間を過ごすことが多くなり、世間に対して申し訳ないというか、後ろめたいというか、そんな気持ちになっていました。
そんな私の目にとまる記事が今日の読売新聞の【編集手帳】に載っていました。
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公園で見知らぬ子供が、葉の上でじっとする天道虫をみていた。
「ちっとも動かないね、すっかり疲れたのかね・・・」
話しかけた著者に、その子が教えてくれた。
「天道虫はいつも何かしていなければいけないの?何もしていないことだってあるよ。」
串田孫一さんの『無為の貴さ』である。
~略~
蝶に蛹の時期がある。それを経ずには飛び立てない。
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私の今の状態は「蛹の時期」だと思いたい。いつか、何かに出会って有意義な時間を過ごせる日がくることを願っています。