カナダドルの損が目立ちます。
カナダドルを買ったのは、ず~っと昔のことで、BRICsなんて言葉がもてはやされて、新興国経済が絶好調だった頃のことです。その頃は、資源価格が今よりずっと高くて、資源国通貨が高かったのです。
経済評論家の人たちは、よく次のように言っていたものです。
『世界の人口は増え続けている。資源を必要とする人は増えることはあっても減ることはない。』
その言葉を鵜呑みにして、資源国で治安も良いカナダの通貨をたくさん仕込んでしまいました。
たしかに世界の人口は今も増え続けているんですが、人口が増加している国は貧しい国ばかりです。
つまり、貧乏な人がいくら増えたところで、経済には何の影響も与えないということなんだと思います。