テレビが壊れたので近所の家電量販店へ買いに行きました。
すると、４Ｋテレビや８Ｋテレビばかり売ってました。私が欲しい普通のテレビはお店の一番はしっこにポツンと数種類置いてあるだけでした。
高画質テレビは興味なかったのですが、数年ぶりに訪れたテレビ売り場なので、社会見学のつもりで実際の映像や値段をチェックしました。
高画質テレビの値段は普通のテレビの１．５倍から２倍といったところです。画質はというと、目が悪い私には区別がつきません。私の勝手な感想ですが、３０代くらいまでの視力の良い人でないと画質の違いを見分けられないんじゃないでしょうか。少なくとも、老眼鏡を必要とする人には８Ｋテレビは不要です。
平成を通じて日本の家電メーカーは衰退の一途をたどりました。原因の一つに、日本のメーカーはオーバースペックの商品を作って高価格となり、必要最小限の性能に絞り込み低価格を実現した韓国や台湾の家電メーカーに敗退した、ということがあげられます。近所の家電量販店のテレビ売り場で、その経験が生かされていないんじゃないか？、と思いました。
一通り確認した後、応接セットがあり、大画面で、高画質で、高価格なテレビが並べられている華やかなエリアを離れ、寂しい感じのするお店のはしっこへ移動し、ＦＵＮＡＩというメーカーが作った普通のテレビを買いました。
８月２２日に届いて設置してもらい、今日もそのテレビを見てますが何の不満もありません。
低価格な普通のテレビがなくなり、私の視力では画質の見分けがつかない８Ｋテレビばかりになって、無駄なお金を払わなければテレビを買えない日が来ないことを願います。
