テレビで経済番組を見ていたら、インターネットを利用して単発の仕事を請け負い働くことを【ギグワーク】と言うんだと経済学者が解説してました。
単発の仕事にはいろんな種類があるそうなのですが、番組では食べ物の出前サービスを取り上げていました。
かっこいい自転車に乗り、お洒落な格好で街を縫うように走り抜け、食べ物を出前する姿を放送して、流行最先端の仕事といった感じで扱っていました。
「でも、これってただの日雇い労働なんじゃないの?」
というのが私の感想です。
昔から、熟練を要さない仕事を日雇い労働者にやらせるビジネスモデルはありました。
☆仕事の仲介をする人
昔→ヤクザ
今→IT企業
☆仕事を請け負う人
昔→スラム街でその日暮らしをしている人たち
今→ネットにつながることが出来る無職の人たち
額に汗して働く人の上前をピンハネするという後ろめたい行為から、仕事を仲介する人(手配師)はヤクザがやっていたのですが、今では都心の一等地のオフィスビルに居を構えるIT企業が扱っているとは!世の中、変わるもんです。
そして、【ギグワーク】なんてものが蔓延したら、ますます格差社会が進んでしまうのに、今どきの若者はあまりにも考えなしに仕事を請け負っていることに驚きました。
ギグワークで働いている若者たち!君たちはズル賢い奴らから労働力を搾取されているんですよ!