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本の題名から、
①おばあちゃんが薬などの力で15歳に若返る
②タイムスリップして、15歳のおばあちゃんに会う
のいずれかだと思っていました。しかし、どちらでもありませんでした。
15歳の主人公が、おばあちゃんと一緒に昭和38年へタイムスリップして、15歳のおばあちゃんに会うというお話でした。
阿川佐和子さんが10代だったころを思い出しながら、昭和の日本を描いています。冒険するお話かと思ってましたが、それよりも昭和の日本を懐かしむ要素が強いお話です。
昭和は不便な生活を送っている分、人と人とが協力し合って仲良く暮らしているという内容になっています。
私は、昭和44年生まれですが、どうなんでしょうねぇ。今より、いい加減だったことは確かですね。コンプライアンスなんて言葉はなかったし。
やりたい放題で、迷惑をかけられたり、かけたりしてました。平成生まれの人には信じられないかもしれないけど、駅のホームでタバコを吸うとか当たり前の光景でしたから。
現在よりも規則が少ない昭和を快適と思うか、不快と思うかは人によって違うんでしょうね。