うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

桜ハウス

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藤堂志津子集英社文庫

☆☆☆

叔母から古い一軒家を相続し、シェアハウスを運営し始めた蝶子(46)と、そこに住むことになった遠望子(41)、綾音(36)、真咲(31)の物語です。

 

おもしろさは、5段階評価なら《3》かな。

 

4人ともキャラが立っていて、よく描き分けされているな、と感心します。しかし、4人ともイイ年なのに浮いた話が尽きないんですよね。

 

私の経験からすると、女は30過ぎると急に男が寄り付かなくなります。物語とはいえ、こんなにモテるとファンタジーです。

 

でも、親の介護問題に触れた章があって、その部分は現実味があってよかったです。やってみると分かりますが、介護は愛だけでは乗り切れません。

 

30~40後半までの女性向けに書かれた小説です。

 

20代の女性が読めば苦笑いするでしょう。

 

第二章では、美魔女の綾音(36)が二人の男を手玉に取って、悲劇のヒロインを演じて、自らの美貌を確認するのですが、それを男性が最後まで読むことができるかどうか、、、。

 

私は、30を過ぎたあたりから性欲が枯れ始め、40になった頃には色恋沙汰はめんどくさいと思うようになったクチなので、世の女性たちの、

 

【いくつになってもチヤホヤされたい!】

 

っていうギラギラした欲望を理解できないんですよねぇ。