☆☆☆
短編集です。5つのお話がおさめられていて、1話がだいたい40分で読めます。
《デート》と言うと、男女のイベントと普通は考えますが、ここでは必ずしもそうではありません。
祖父と孫、教師と元不良、クラスメイト同志、バツイチOLと大学生、園児と保育士、これら5つの関係が終わるところを見せてくれる短編小説となっています。
本当に2度と会えなくなる別れもあるし、それまでの関係が終わって新たな関係に移行するみたいなものもあります。
どれも切ないのですが、悲しいだけじゃなくて希望が感じられる終わりになっているところが良いです。