合奏教室を辞めてから、だいたい2年くらい経ったでしょうか。その教室の先生からメールが届きました。要約すると、
「あなたがいないと合奏にならないから月一でイイから出てほしい」
とのことでした。
私は現在53歳です。合奏教室のみなさんの平均年齢は70歳くらいです。平日の午前中に開かれている教室なのでそうなるのもやむを得ません。
はじめ、私は孤独を解消するために教室へ参加したんですが、メンバーの関心が高い話題を順に紹介すると、
①病気の話
②どこのお医者さんが上手かの情報交換
③孫自慢
私は、うつ病ですが、膝が痛い、腰が痛い、めまいがする、耳鳴りがする、なんて話はまだ大丈夫なので①と②は興味なし。③に至っては、独身なので子供すらいないので関係なし。つまり、話が合わないんです。
では、音楽に集中して、合奏を楽しめばイイんじゃないかと思えども、みなさん下手なんです。音程、リズムともに壊滅的で、パートリーダーである私が弾いてみんなをひっぱらないと大人数で騒音をまき散らしている感じでした。
そんなレベルですから、レッスン中の先生は老人たちの指導にかかりきりで、私は放置。それでも、レッスン後に先生からそのことに対するフォローが私にあれば辞めなかったんですが、レッスン後は生徒と個人的な関係は持たないというビジネスライクな先生だったので、私は辞めました。
それを今更、何を言っているのかという感じ。さらに、そういった場合、先生が私に謝礼を払って来てもらうのが普通で、私からレッスン料を取った上でさらにパートリーダーになってくれなんて虫が良すぎます。
なので、
「私は無職でお金がないので教室には参加できません。皆さんが健康で、教室が長続きすることをお祈りします」
とお祈りメールを返信しておきました。