著者:レイチェル・ウェルズ
翻訳:中西和美
出版社:ハーパーBOOKs
☆☆☆
《通い猫アルフィー》シリーズもついに第7巻です。毎回面白くて、新刊が出るたびに読んでいます。
今回はホームレスの人たちを幸せにするためにアルフィーたちが活躍します。
アルフィーがホームレスの人たちのためにクリスマスパーティーを企画し、それに飼い主たちが賛成して動き出すのですが、会の趣旨に賛同する隣人が次々現れて立派なクリスマスパーティーになっていきます。
しかし、誰かが準備中の会場に夜中に侵入して飾り付けた舞台を壊すという事件が起きます。問題が起こればアルフィーたちの出動です!
イギリスで連載されている小説なのですが、これを読んでいるとイギリスの市井の人々の暮らしが分かって勉強になります。テレビや新聞では伝わらないイギリス人の悲喜こもごもが伝わってきます。
文化や宗教は違っても人間の感情の根っこの部分は同じだということが、この本を読むと分かります。
なんで、ハリーポッターのように大ヒットしないのか不思議です。そのくらい面白いです。