人生に絶望している人の中には、
「死にたい」
と思っている人もたくさんいます。私もそんな一人です。ただ、いざ自殺となると怖くなって思いとどまっているだけで、もしも、安楽死できる錠剤があれば躊躇なく飲んでしまいます。
そんな私にとってなんともうらやましい死に方をされた人がいて、
「私もこんな風に殺されたいなぁ」
と思ってしまうニュースがありました。
その方は、イスラム原理主義組織のリーダーでアメリカに追跡されていたのですが、この方をアフガニスタン政府が保護して、首都カブールの高級住宅街にある豪邸で秘密裏に生活させていました。このことをCIAがつきとめて、殺害しました。
この方法が極めて人道的であり、人生に絶望されている方々から羨望される殺され方だったのです。
標的は用心してめったに外出しなかったのですが、定期的にバルコニーに出て気晴らしをしていたそうで、このときを遥か上空で待っていた米軍の無人攻撃機がヘルファイアミサイル2発を発射して殺害したそうです。
標的は無人攻撃機が高高度を飛んでいたために存在に気づいていなかったようです。また、ヘルファイアミサイルの巡航速度は秒速425メートルなので、近づくミサイルにも最後まで気づかなかったと思われます。さらに、ヘルファイアミサイルは対戦車ミサイルなので人を殺すには十分な火薬が詰まっているはずなので、天国へ着くまでの時間に苦痛を感じるヒマはなかったでしょう。
死の恐怖をまったく感じることなく、苦痛もまったくなく、瞬間的にこの世とオサラバできるなんて、人生に絶望している人からしたら理想的な死に方です。私もうつ病の症状が重い日に同じ方法でアメリカ軍に殺されたいです。