テレビがつまらないので、YouTubeばかり見ています。そしたら、東京の公立中学校の先生を定年退職された方が、いろんな時事問題を好き勝手にしゃべっている動画が面白かったです。
小学生の子供がいる母親から、
「中学受験はさせた方が良いですか?」
という質問をもらって、
「経済的に許すなら、私立に行かせなさい。私の子供は私立中学へ行きました。」
と回答して、そのあとホントのことを話してくれたのですが、それが面白かったのです。以下、その元公立中学の先生がしゃべったことの要約です。
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進学する際に選択肢がない地方のことは知らないが、東京では小学校から中学校にあがるときに勉強ができる上位10%の子供は私立へ行ってしまう。公立の中学ではスタートから下位90%の子供たちを相手にすることになる。
私立へ進学できる子供の家庭は経済的に安定しており、問題のある家庭は公立に比べれば圧倒的に少ない。また、生徒もコツコツ努力することが出来る子供たちなので、勉強以外のことで手がかかることが公立の生徒に比べれば少ない。このため、私立の先生は受験指導に専念できるため進学率は当然良くなる。
一方、公立では各クラスに2~3人かならず家庭に問題を抱えた子供がおり、さらにモンスターペアレント、いじめ、など勉強以外に先生が対応しなければならない課題が山積しており、受験指導どころではないことが普通。
校風がとか、先生の質がとか、そんなものは関係ない。命令されれば従順に従い、受験勉強に耐え、高い成績をおさめて入学してきた生徒を相手にすれば、教員資格を取得できるくらいに勉強してきた先生が指導すれば、良い高校、良い大学へ進学出来て当たり前。
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こういった情報はマスコミでは流せませんよね。誰もがうすうす気づいていることだと思うのだけど。