ここのところ国債が急落しています。
昔のように無制限に買いたくても買えないのです。
理由は円安です。
5月に政府と日銀は為替介入しましたが、円安の傾向は修正されませんでした。
【日銀が国債を買う】
↓
【円安になる】
というこれまで起こらなかったことになって、輸入物価が上がって国民を苦しめているから買えなくなったのです。
今までは日本銀行が無制限に国債を買っていたので、国債価格は天井に張り付いたような高価格を長期間維持していて、債券トレーダーの間では、
【これじゃ国債バブルだ】
と言わしめていたのですが、それも限界を迎えたということでしょう。
たしかに言えることは、これからは金利のある世界になったということです。
私は55歳ですが、20代でバブル経済の崩壊を経験して、この歳になって人生2回目の国債バブル崩壊を経験するとは思いもよりませんでした。