うつ病の症状として将来を悲観するというのがあります。そのためでしょうか、為替相場を見ていると心配になってしまいます。
GWのころに財務省が為替介入をして、
1ドル=160円
を突破されるのを防いだのですが、円安トレンドが変わりません。再び、
1ドル=159円
に戻ってしまいました。
外国との物の取引は半年前に予約した為替水準で行われているので、今の1ドル=159円が適用されるのは半年先になります。だから、現在からお正月になるくらいまでは輸入物価が上がり続けるということです。
今でもスーパーで物を買うと、
「なんでも高くなっているなぁ」
とため息をついてしまうのですが、まだまだ物価は上がる可能性が高いってことです。
バブル景気のころのように日本中がお祭り騒ぎになってしまうのは、静かに暮らしたいうつ病患者である私は嫌なのですが、あんまり日本が貧乏になってしまうのも嫌です。
だって、今だって切り詰めて生活しているんです。無職になってから一日の食費は千円と決めているんですが、近ごろは物価高でこれも難しくなっています。これ以上、節約するのは惨めです。
解決策として即効性があるのは日銀が金利を上げることなんですけど、根本治療は【失われた30年】をそろそろ止めて、日本からイノベーションを起こして、外国に売れる物やサービスを発明することです。
日本の大企業の経営者たちが【失われた30年】の間にやったことは、人件費の削減だけで、新製品の開発には無関心でした。これじゃ、国力が落ちて通貨が安くなるのは当たり前です。
差し当たり、個人でできることは余剰資金をオルカンに移しておくくらいでしょうか。まぁ、これも円安要因になるのですが、今の日本はなんでも自己責任の国ですから、貧乏になっても誰も助けてなんかくれません。だから、私は自分勝手にさせてもらいます。