幸せな自由人になるためには三つの条件があります。
☆一つ目は自立していることです。
一番わかりやすいのは経済的自立です。この世の中、何をするにもお金がかかりますからね。この点は議論の余地がないでしょう。
ただし、お金の問題だけではありません。精神的自立も重要です。物や人に依存しないと精神のバランスが保てない人は自由人に向いてません。つまり、孤独な時も正常な精神を保ち続けられるか、ということになります。
孤独に耐えられず後妻業の女にお金を巻き上げられたり、酒や宗教にはまって破滅なんて話はありふれた話です。
☆二つ目は自己管理できるです。
誰かに管理されていたら自由人ではありません。自由人は自分の意志で規則正しい生活をしなければなりません。
この点を精神分析で有名なフロイトは以下のように言っています。
「実のところ多くの人は自由を求めていない。なぜなら、自由には責任が伴うからだ。」
定年退職後にお金の心配がないにもかかわらず、定年延長で働き続ける人が多いのはこのためです。
☆三つ目は他人と比べないです。
自由になりたかったら他人と比べるのは止めましょう。ある程度歳を取れば、上には上がいるという真理に気づくはずです。地位、名声、富といったものを人生でどの程度得られるかということは、生まれたときに与えられた遺伝子の優劣でだいたい説明できます。
いつまでも上を目指して報われない努力をすることで、限られた人生の時間を無駄するのを止めましょう。伸びしろがないと分かったら、身の丈に合った生活をして苦しみから解放されましょう。
☆まとめ
人間の悩みはだいたい、
お金、健康、人間関係
に起因しています。
・他人と比べるのを止めれば見栄をはる必要がなくなり、お金の心配もだいぶなくなります。
・自己管理ができれば健康になれます。
・自立していれば人間関係で悩むこともありません。
とは言え、これらのことは分かっていてもなかなかその域に達することができない条件ばかりです。宮沢賢治ではありませんが、そんな人間になりたいという願望でこの記事を書いてみました。