うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

幸運な世代

私が視聴しているユーチューバーに20代でFIREを目指して節約生活を送り、節約して残ったお金は全て全世界株式に突っ込んでいる男性がいます。彼は資産状況の報告、節約知識、節約料理などの蓄財に役立つあらゆる情報を発信していて、それを私は楽しみにしています。

 

彼が田舎の祖父の家に遊びに行ったさい、祖父から、

 

「もらった給料は何に使っているんだ?」

 

と質問されたそうです。彼は次のように答えました。

 

「必要な物は持っているから欲しい物とかないんだよ。だから、生活するのに必要なお金を払ったあとは貯金しているよ。」

 

すると、彼の祖父は言いました。

 

「なんだ情けない。俺がお前くらいの時は一生懸命働いて、もらった給料は次の給料日までに使い切っていたぞ。そうやって俺たちは経済を回していたんだ。」

 

彼は波風立てないために笑って聞き流したそうですが、以下のように考えたそうです。

 

①高度経済成長を生きた祖父と不景気な日本しか知らない自分では考え方が違って当然。

 

バブル経済を体験できた祖父が羨ましく、そして憎らしくもある。バブルというものは需要の先食いであり、その後に経済がダメになったのはバブル時代に消費しすぎたツケ。その責任をまるで感じていない祖父は幸せだと思った。

 

③バブル後に起きた就職氷河期団塊の世代の雇用を守るために新規雇用を絞ったことが原因。その後、正規雇用されなかった人たちは経済的理由で結婚できず、少子化に拍車がかかった。

 

④今の日本は成熟社会であり、何も考えずがむしゃらに働いてお金儲けができる社会じゃない。必要な物はすでに皆が持っていて、供給すれば消費される時代はとっくの昔に終わっている。

 

⑤祖父が現役だった時代は円の価値が右肩上がりで、なおかつ銀行に預けるだけで10年で倍になった。そんな時代しか知らない祖父と分かりあうことはないだろう。祖父の話は笑って聞き流しておくのが最善。

 

⑥以上の理由から、祖父から20代の自分が教わることは何もない

 

この動画を見て、私が思ったのは歳を取っても勉強を続けないとスグに時代遅れのポンコツになるということ。まぁ、年寄りが無理して若者にすり寄る必要もないから、頼りにならないお爺さんというポジションも捨てがたいけれど。(笑)