うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

雑談の相場は1分100円

私はうつ病で無職です。なので、一週間他人と一言も話さないことが珍しくありません。

 

そのため、とても寂しいのですが、ふっと思いついて【さいたま市 話し相手】と検索してみたら【ココナラ】というマッチングアプリが検索上位に表示されました。ココナラは個人が得意なことと、それを利用したい人をマッチングさせるアプリみたいです。

 

開いてみると【話し相手になります】というグループがあってそこにたくさんの人が登録してました。私みたいな人は世間にたくさんいるだろうから、お金を払ってでも人と会話がしたいって人はいるだろうな、と思ったのですが驚いたのはその料金です。

 

相場はどうやら1分100円で、中には1分300円なんて強気な設定をしている人もいます。雑談なんて、話がはずめば60分くらい喋ってしまうと思うのですが、そしたらば、

 

100×60=6,000円

 

です!!!

 

見ず知らずの人ですから話が合う保証なんてありません。試しに使ってみたいけど、高額料金の壁を前にして利用を断念しました。

 

それでもこの相場で市場が形成されているところをみると、【寂しい】を解決するための謝礼はだいたいそんなものだと分かりました。

 

はじめ、自分が利用できないことを残念に思ったのですが、考えているうちにこれはそんなに悪いことではないように思えてきました。

 

チューリングテストという有名なテストがあります。壁の向こう側に人かコンピュータがあって、その反対側にいる人が会話を試みます。応答している相手が人かコンピュータか分からなくなったらテストに合格というものです。

 

AIが進歩してチューリングテストに合格する時代になれば、これだけの有望な市場をIT企業が放っておかないはずです。きっと月額1万円くらいで話し放題のプランができるんじゃないでしょうか。そのときには様々な人格のAIが用意されるでしょうから、私は希望を持つことが出来ました。

 

AIが進歩しすぎると人のやることがなくなってしまう、と心配される方もいますが、私は日本社会から捨てられて孤独に生きることを決定づけられた人間ですから、逆に人に頼らなくても孤独を解消できる世界の到来は大歓迎です。