あすにはなろう

思ったことをとりとめもなく書いてます。何のまとまりもありませんが、読んでいただけたらうれしいです。

B型事業所はディサービスじゃない

私は週一で就労継続支援B型事業所で働いています。時給は200円です。

 

B型事業所は時給が200円なので働いている人はみなさんワケありの人です。

 

だから、いろいろな理由でやって来ているのですが、その日に目撃したことは衝撃的でした。

 

40代に見える軽度の知的障害のある女性が出勤してきてすぐに、

 

「頭が痛い」

 

と職員に訴えました。職員は熱を測り、熱がないことを確認したあとで、

 

「朝、頭が痛いことをお母さんに言ったの?」

 

と質問すると、

 

「言ったけど、事業所へ行けって言われた」

 

と答えました。

 

女性は毎朝、お母さんの運転する車に乗せられてB型事業所へ出勤してくるのですが、お母さんは女性を車から降ろしてどこかへ立ち去った後です。

 

女性は、このような時のために用意されている休憩室へ連れて行かれました。そして、職員が1時間後くらいにお母さんに電話をかけました。その声が、作業場にいた私にも聞こえました。

 

「体調不良のときは休んでください。ウチは病院じゃないので何かあっても対処できません。あと、ウチのことをディサービスと間違えているようなので言っておきますが、ウチは仕事をする所で、娘さんをあずかる施設じゃありません。」

 

と言ってました。

 

知的障害のある40代の娘と一日一緒にいるのは、高齢の親にとって負担だと思います。だから、B型事業所をディサービスのように使う親の気持ちも理解できるのですが、朝、体調不良を訴える娘を無理やり車に乗せて、B型事業所に置き去りにする母親ってどうなの?とショックでした。

 

女性は、10時から12時まで休憩室の簡易ベットで横になって、12時に迎えに来た母親の運転する車で帰宅しました。