あすにはなろう

思ったことをとりとめもなく書いてます。何のまとまりもありませんが、読んでいただけたらうれしいです。

ADHDだった

私は、さいたま市に住んでいます。でも、これまで通院していた精神科は越谷市にありました。通うのにかかる時間は90分です。

 

住んでいる所から自転車で通える範囲に精神科のクリニックがあるのになんでそんな遠くへ通っていたかと言うと、役人だったころに私を心配してくれた同僚が推薦してくれた病院だからです。

 

仕事のストレスでうつ病になって退職したのが42歳のとき。そして、56歳になるまで越谷市の病院へ通ったのですが、半年前くらいから病状が少しずつ悪くなっていて、医師に「薬を変えてほしい」とお願いしたところ、

 

「薬を変えるなら、様子を見るために一週間分しか薬を出せない」

 

と言われてしまいました。

 

越谷市へ行くと一日仕事になってしまい、とても疲れるので転院することをずっと迷っていたのですが、ついに二週間前にうつ病が急に悪化して起き上がれなくなりました。

 

「これは治療法を見直さないとダメだ」

 

と壁にぶつかってからやっと決断しました。

 

家から一番近いクリニックは、

 

「紹介状がないと受け入れない」

 

の一点張りで、急を要するこちらの事情はくんでくれませんでした。

 

次に近いクリニックでも最初は紹介状を要求されましたが、事情を話すと「診てあげるからすぐに来なさい」と言ってくれたので、お薬手帳を持って行きました。すると、

 

「あなたがこれまで飲んできた薬はみな依存症になる薬で普通は長期間服用できません。それを10年以上飲んできたので、体に変調をきたしたのでしょう。今まで飲んでた薬は今日で止めて、新しい薬を飲んでください。」

 

と言われました。

 

言われた通り、その日の夜から薬の服用を止めると翌日から強い離脱症状が出ました。体がガタガタ震えて起き上がることができません。こんなときクリニックが近くにあると助かります。なんとか、かんとか、クリニックにたどり着き医師に助けて欲しいと訴えると、

 

「その程度で済んでよかったんです。悪くなる人は家から一歩も出られません。あなたはそんな風になってしまう薬をこれから先も飲むんですか?」

 

と言われました。結局、前にもらっていた薬が体から抜けるまで我慢するよりないとのことなので従うことにしました。すごく辛かったのですが、かと言って逆戻りするのも怖いので仕方ありません。最低限の家事だけして、後は布団をかぶって寝て離脱症状を耐えました。

 

一週間経ったころ、ようやく少し楽になり、クリニックへ行くと、

 

「あなたのこれまでの話を聞くと認知の歪みがあると思います。これはADHDの特性なんです。ADHDの薬を試してみましょう。」

 

と言われました。そのとき、

 

「これまで生きづらかったのはそのせいだったのか!」

 

と腑に落ちました。56歳になって精神科医から「あなたはADHDじゃないか」と言ってもらえて楽になれました。どうりで世渡りが上手くいかないわけです。

 

今は最低用量からはじめているので効果を実感できません。ただ、うつの苦しさを相談できる人は今ではクリニックの医師だけなので指示に従って治療を続ける他ありません。

 

☆今飲んでる薬
クエチアピン錠 25㎎(不安に効く)
アトモキセチン錠 10㎎(ADHDに効く)