私は週一で就労継続支援B型事業所で働いています。時給は200円です。
以前、このブログで私のように世間から捨てられて行き場がない人向けにB型事業所を勧める記事を書きましたが、需要はなかったかなと思い始めてます。
それと言うのも私のようにB型事業所に一人でやってきて見学をし、面倒な行政手続きを一人でやりとげ、就労体験して働き始める人なんていないからです。
これまで何人もの見学者を見かけましたが、20代から30代までなら親御さんと。40代以上だと福祉の人が付き添って見学する方ばかりです。
B型事業所に来るような人はそもそも自分のことを一人で完結できませんから、私のように自分の意志で働き始めた人はいないのです。みなさん、親か福祉の人の勧めで来ています。
B型事業所では、私以外の人はほとんど障害者年金か生活保護を受けている人です。
B型事業所という居場所を得た。行政からお金をもらえている。これらのことは福祉に繋げてくれた人に恵まれたおかげです。
能力が低くて貧困や孤独に堕ちている人がたくさんいます。そのような人の中には行政に申請すれば助けてもらえる人もいるはずです。
放置されている人と、居場所とお金を得ている人との差は周りに福祉に繋げてくれる人がいたかどうか、つまり運なのです。
B型事業所のような社会の最底辺でも運のあるなしで人生が左右されることを感じました。