YouTubeを見ていたら、以下のような悩みに回答する動画がありました。
「私は仕事が嫌でしょうがなかったので、極力節約をして40歳で5千万円貯金してFIREしました。しかし、無職になってからの生活は変化がなく孤独で気がおかしくなりそうです。働いていたころと違って平穏な日々を送っているのに苦しく感じるのはなぜですか?」
私は、42歳でうつ病になって仕事を辞めました。そのときの所持金は3千万円でした。とても自分と似ていると思いました。
回答は、「ハレ」と「ケ」という言葉の意味を説明するところから始まりました。
「ハレ」とはお祝い事がある日のことで、非日常を指す言葉です。「ケ」はそれと反対の日常を指す言葉です。
人間は「ケ」があるから「ハレ」に幸せを感じるそうです。
例えば百億円持っている人が毎日パーティーを開催して暮らしていたとします。するとパーティーは日常になってしまっていずれ幸せを感じられなくなるそうです。
人間は「ハレ」と「ケ」の落差によって幸せを感じるのです。
FIREした人は、毎日が日曜日になります。するとそれが日常になり幸せは感じられなくなります。仕事をしていたときには会社へ行かなくても良いことが幸せだったのに。
だから、体が悪くて働けないとかでないなら週に2~3日、一日6時間くらいで働いてみたらどうだろうかとアドバイスされていました。そうすれば、自由で不愉快なことなく一日を終えられるありがたみを思い出すはずとのことでした。
私はこの動画の回答に大賛成なのですが、心地よい汗を流して休日のありがたみを知ることができる職場なんて日本あるだろうか?
私は、日本で選べるのは、奴隷になるか、無職になるかの二択だと思っています。どうでしょう?