私は42歳のときにうつ病になって、それから現在まで働けていません。働く意志はあるけど、取柄のない50代を雇ってくれる会社なんてどこにもないからです。
それで専業投資家になったのだけど、投資先として主軸に選んだのは、
①S&P500
②全世界株式
以上の二つのインデックスファンドです。
この二つは優劣がつけがたく、どちらが良いのか正直わかりません。
しかし、このうちの全世界株式は持っていると私のような無職を心安らかにする力があるように思います。
というのも、全世界株式では文字通り、アメリカのような先進国からインドのような発展途上国まで投資先にしているので、地球の自転に合わせてどこかで市場が開いていて、私のお金が常時働いてくれるからです。
投資先を日本とかアメリカと決めてしまった場合、その国の市場が閉まってしまったら運用はまた明日となるわけですが、全世界株式だと私が朝に散歩しているときにも、食事をしているときにも、お風呂にはいっているときにも、もちろん夜に寝ているときにも、地球のどこかは昼間なわけですから、切れ目なく私のお金が働いてくれていると思えるのです。
無職でいることに不安になったとき、
「こうしている今も私のお金は働いている」
と思えることが精神安定剤になるのです。
働けない人の理由は様々だと思うのだけど、投資の種銭があるなら以上のような理由から全世界株式へ投資するのも検討の価値があります。