
50代、独り暮らしというジャンルのYouTube動画を好んで観ています。
自分と同じ属性の人たちがどんなことを考え、どんな暮らしをしているのか興味があるからです。
今日は男性の動画を観ました。その方は町工場で働いていたのですが、二か月前に腰痛がひどくなり、3時間立ち仕事をすると痛くて立っていられなくなってしまい、工場を辞めてしまいました。
男性は若いころに友人に騙されて借金を背負うはめになり、長く借金返済に追われたため、結婚できず、貯金できず、今の年齢になった人です。
だから、働けなくなるとすぐに資金ショートしてしまいます。次の仕事をすぐに見つけなければならないのですが、腰痛で立ち仕事ができないため仕事が限定されてしまいます。
事務職に応募するものの、10件あたって書類選考通過ゼロに絶望。
50代男性で採用されそうなのは、介護、清掃、運送くらいだそうで、腰に爆弾を抱えたままではできない仕事ばかりです。
ひと月前に資金ショートしてお兄さんに20万円借りました。それでも生活保護はどうしても嫌だった男性は療養生活を送りながら悩んでいたとき、辞めた工場の社長から電話がかかってきました。
「腰の調子はどうだ?まだ次の仕事が見つかってないならウチに来ないか?なるべく立ち仕事をしないで済むようにやり方を考えてみるから一緒に働かないか?」
と言ってくれたそうです。
男性は、損得だけ考えたら若い人を新たに雇って仕事を教えた方が絶対に得なのに、自分に声をかけてくれるなんて言葉にできないくらいありがたいと感激したそうです。
男性が工場でまじめに働いていたから声をかけてもらえたのだけれど、こんなことは現実世界ではめったにないことです。
日本には、従業員を消耗品と考えている経営者ばかりだと思っていたので、この話にでてくるような社長がいることにわずかですが温かい光が私の心にもさしたように感じられました。