
金融市場で二つの気になることが起きています。
一つ目は、国債が売れなくなっていることです。債券は売れないと金利を高くして買ってもらう必要があります。
日本政府が発行する債券(=国債)の金利が高くなる動きが止まりません。今のレベルになるのは29年ぶりの出来事だそうです。
二つ目は、世界的に株価が上昇して最高値圏に戻ったことです。
イラン戦争で石油が高くなり、景気が悪くなって、株が安くなると予想する人が多くなり3月は下げていましたが、下落分を取り戻しています。
これは、企業決算が発表されるにしたがい、企業はエネルギー価格の上昇分を製品に転嫁していることが分かって、必ずしも企業業績に悪い影響がないことが分かったためです。
世界中で貧富の格差が広がって、貧乏な人は節約を余儀なくされているのですが、お金持ちは旺盛な消費を続けていることも経済指標で確認されています。
以上の二つのことから分かることは、この先当分の間は、インフレと金利上昇が続くということです。
金融商品は、
【リスク】【リターン】【流動性】
の三つの要素で構成されているのですが、今は【流動性】の低い商品、例えば10年定期預金なんてものは買ったらだめです。
金利の上昇がすぐに反映される流動性の高い金融商品(普通預金やMRFなど)とインフレに強いとされる株や金を自身のリスク許容度に合わせて持っているのが良いと思います。
増やすための投資ではなく、減らさないための投資が必要な時代です。