
今の日本は3つの問題がある。大衆に分かりやすい順番にあげると、
①物価
②金利
③為替
となります。
この3つは同時に解決できない性質を持ちます。
【あちらを立てればこちらが立たず】
という関係にあるからです。
今政府は物価を抑えるためにガソリンや軽油に補助金を出したり、消費税の減税を画策しています。そのお金はどこから出ているかというと国債で賄っています。国債の増発は金利と為替に悪影響をおよぼします。
国会での議論を見ていると与党も野党もそれらの政策に反対する党が見当たりません。国債の増発は金利上昇と円安を招くから消費税の減税は止めましょうという政党が一つくらいあっても良いと思うのだけれど一つもありません。
過去の経験から、正解が分からない議題で全会一致になるときは要注意です。大政翼賛会みたいなのはろくでもない結果を連れてきます。
金利は物価の次に大衆が気になることです。借金している人に直接影響するからです。この点、日銀が予定していた国債の買い入れ減額を止めると表明しました。これからも日銀は一万円札を印刷して国債を買いますよと言っているわけです。日本政府が発行した国債を日本銀行が買うってことを不思議に思わない人には理解できないのですが、これは金利を低くして、為替を円安にします。
経済に興味がない人、そもそもその知能がない人、そんな人が一番関心がないのが為替です。そんな人たちは海外旅行へ行ったときに円を現地通貨へ交換するときぐらいしか意識しないからです。大衆にとって一番関心がないことが政策立案の優先順位で最後になるのは当然です。
以上のことから日本はまず円安になり、物価が上がり、物価を抑制するために日銀が政策金利を後手に回って上げるという順番で衰退して行くと思います。