
朝井リョウ、日本経済新聞出版
☆☆☆
推し活をテーマにした物語です。最近まで推し活にまったく興味がありませんでした。B型事業所に行くようになって推し活している人が多いので、今回この本を買いました。
3人の登場人物が入れ代わり立ち代わり登場してお話が進みます。具体的には、
・47歳の男性
・35歳の女性
・女子大生
の3人です。
この本は大変危険な本です。話が進むほどに3人は不幸になるのですが、最後にその不幸が極まって終わりを告げます。なんの救いもありません。
孤独な人間がどうすれば救済されるかを探すために読み始めたのですが、孤独な人間の行く着く先が3パターンすべて絶望でした。
孤独な人が読めば3人の独白にきっと共感するでしょう。そのため、冒頭から読んでいて心が苦しくなりっぱなしなのですが、3人の未来が気になって本を置くことができません。
この本に希望は1ミリもありません。これから手にする人は覚悟を持って読み始めてください。