財界の偉い人たちは、最低賃金で働く労働力を欲しがっています。そんな人たちが、表立って本音を喋ると世の中に受けが悪いので、大学の先生や、政治家にお金を握らせて代弁させます。
ほんの数年前まで、大学教授や政治家が、
「日本の労働力不足を補うために移民を受け入れるべきだ」
と言っていたのはそのためです。
私は異なる文化・宗教の人と暮らすことの困難さを知っているので、移民を受け入れることには反対でした。
でも、日本で移民の受け入れが始まる前にヨーロッパの社会問題がマスコミで頻繁に扱われるようになって助かりました。ヨーロッパの繁華街で爆弾が爆発しているうちは、
「日本に移民を!」
なんて言う議論は盛り上がらないでしょう。
ヨーロッパで起こっていることは10年や20年では解決しません。おかげで、財界の偉い人たちの悪だくみを阻止することができて、ホッとしています。