うつ病、無職の雑記帳

孤独です。しあわせになりたい。

私に勇気をくれる人

よく大きなスポーツイベントがあると観客が、

 

「日本人選手の活躍から勇気をもらいました!」

 

というコメントを聞くことがあります。

 

私はこのようなコメントをする人たちにまったく共感できません。

 

オリンピックのような舞台で金メダルをもらうような人は特別な才能があって、なおかつ、健康を害する一歩手前まで厳しい練習を積んだ人でしょう。

 

まず、私は55年間生きてきて何の才能も見つけられませんでした。ガッカリしっぱなしでした。そんな私が金メダリストに抱く感情は、

 

「神様から特別な才能を与えられた人はうらやましいなぁ」

 

という妬みの感情しかありません。

 

つぎに、厳しい練習に長期間耐えるという能力も私は持ち合わせていません。

 

そんな一般大衆とは無縁の存在からなぜ勇気をもらえるのか?大衆に向かって、お前と何の共通点もない人じゃないか、と問い詰めたくなります。

 

では、私に勇気をくれる人はどんな人かといえば、昼間からお酒を飲んでイイ感じに酔っぱらっている中高年の人たちです。

 

私が住んでいる所から1時間以内で行ける場所に赤羽があるのですが、ここは庶民的な居酒屋がたくさんあって、しかも昼間から営業しているお店が何軒もあります。

 

赤羽を歩いていると昼間からお酒を美味しそうに飲んでいる人たちがいて、そんな人たちを見ていると勇気が湧いてきます。

 

「生きるってそんなに難しいことじゃないんだ」

 

と思えてきます。赤羽で昼間からお酒を飲んでいる人たちは誰の役にも立っていないし、これからも役に立つことはないでしょう。そんな、お酒を飲んで小便をするだけの人でも生きていてイイんです。そんな人間でも年寄りになるまで渡世が出来るんです。

 

この現実を目にしたら勇気が持てませんか?

 

立派に生きなくても、生きてるだけで丸儲けです!