シネマガール

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吉野万理子、角川書店
☆☆☆
本の表紙には動画を撮るカメラを持ったケバイお姉さんが描かれているので、

 

《このお姉さんが映画を撮る話しなのかしらん?》

 

と思って読み始めましたが、全然違います。読み終わって、一番目に頭に浮かんだことが表紙への違和感って初めてです。

 

大学で事務の仕事をしている小平真琴(25)は退屈な日常のせいで、すっかり枯れた女になっていました。そこへ急に美人新入社員がやって来ます。

 

「えっ、こないだまで早期退職者を募集してたのに?」

 

この突然やって来た新入社員は一条リラ(29)さん。考え方が前向きで、モリモリ食べて、ズンズン行動して、周りの人間を竜巻のように巻き込み、障害を蹴散らし、停滞した大学を活気有る大学へ改革していきます。しかも、大学の経営を立て直すついでに真琴の恋の応援までしちゃいます。

 

リラは大学へ来る前にアメリカで映画製作に携わるほどの映画好き。考えたことを相手に伝えるときに名作映画を引き合いに出して説明します。これが、《なるほど》と思わせるお話しで、映画が好きな人はリラに感情移入しちゃうんではないでしょうか。

 

スーパーウーマン、一条リラの元気が出る活劇です。