おかしな猫がご案内 ニャンと室町時代に行ってみた

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もぐら、KKベストセラーズ
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室町時代って、約180年も続いたのに具体的に何があったのかよく分からない人が多いのではないでしょうか?私もその一人なんですが、これはこの期間に歴史小説の主人公になれるような英雄が誕生しなかったからなんですよね。

 

そんなワケで室町時代に興味を持てずにいた私が、本屋で出会って迷わず買った本が今回紹介するこの本です。表紙を見て分かる通り漫画です。しかし、内容は知的好奇心を満足させる内容になっています。

 

この時代は凡庸な権力者しかいなかったので、権力者にスポットライトを当てて話を構成することができなかったせいかもしれませんが、この本では庶民の生活を通じて室町時代を紹介しているのが画期的だと思いました。

 

私は室町時代って、【治安が悪い時代】という印象があり、司馬遼太郎さんが、


『中国やヨーロッパでは治安の悪化により、人口が半分以下になってしまうことが何度かあった。』

 

とおっしゃっていたので、室町時代の日本も同じようなものと思っていたのです。ところが、日本の人口は室町時代も増えていたことをこの本で知りました!敵を殲滅するまで戦いを止めない世界の人々と私たちの祖先は違ったんです。このことは、現在の日本人の行動様式や倫理観にも影響を与えていると思うんですよね。

 

現在の私たちが、日本らしいと思うことの起源が室町時代にあることが、この本を読むと分かります。取り組みにくい室町時代を漫画で勉強してみてはいかがでしょう。