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作者の森さんはとある大学の工学部の先生です。いわゆる学者です。学者でも大衆相手に読みやすい文章を書く人はいますが、森さんはその点、いかにも学者といった文章を書かれています。
まぁ、はっきり言って読みづらいのです。普通の人がこの本を最後まで読むのは忍耐が必要でしょう。なので、私が要約を以下に記します。要約を読めば十分と思いますが、原文を読みたくなった人は止めませんからお好きにどうぞ。
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〇人生を安全にすごすためには自分の才能がどの程度か正確に知る必要がある。
〇自分の才能に見合わない夢や目標を持つことは破滅につながる。
〇アイドルやスポーツ選手として成功したい場合、特別な才能が必要になる。このような才能は努力で補えるものではない。
〇ぱっと見、みな人間の形をしているから分かりづらいが、才能というのはハヤブサのように空を飛べる、チーターのように早く走れるというくらい凡人には超えられない壁だ。
〇才能のあるなしは、挑戦してみないと分からないので、夢や目標がある人はスグに挑戦するべし。ぼんやり憧れていることは時間の無駄でしかない。
〇才能がないと分かったらスグに諦めること。かないもしない夢のために時間やお金を使うことは無駄以外の何物でもない。
〇「失敗も経験」と言う人がいるが、それは嘘。目的を達成しなかった努力は人生の浪費でしかない。
〇確立を意識して暮らせ。例えば、野球選手になりたいと希望する。そのとき、何人の人が野球選手になることを希望していて、何人の人が実際に野球選手になり、何人の人が野球選手だけで食べていけるのか調査して、はたして自分は一握りのエリートになれるのか考えろ。
〇諦めは人生を安全にすごすのに必要だ。だけど、考えることだけは止めるな。いつも確率を意識して、「そんな目標を私が達成できるか？」と考えることは死ぬまで続けろ。
〇世の中、「諦めるな」と言いすぎだ。諦めることで楽に生きられたり、ときには破滅を回避することもできる。
〇成功者なんて人口の１％もいないだろう。つまり、大衆は何かしら諦めて生きている。諦めたことでクヨクヨしないことだ。
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ちょっと長く生きていれば身につく知恵なのですが、文章にして見える化したことにこの本の価値があるのかなと思います。
