久しぶりに書類選考が通り、面接に行ってきました。
行った会社は資本金2千万円、従業員3名の小さな会社。書類整理の事務員のアルバイトだったのだけど、社長さんはいきなり、
「こんど食品の安全性を検査する仕事を始めたいんだけど~」
と話し出しました。
私は役人時代、食品の安全性評価に関する仕事をしたことがあって、職務経歴書を見てそんな質問をしたのだと思います。
『事務員の仕事と関係ないよなぁ』
と思ったのですが、そこは採用面接です。不愛想では採用されないので、笑顔で質問に答えます。
まず評価制度の仕組みからはじまり、失礼だとは思いましたが小さな会社だったので初期投資が数十億円かかりますよという金銭面の話、最後は社長の話に付き合って世界の食糧問題までしてきました。コーヒー一杯出されただけで面接(?)は2時間にもおよびました。
社長は終始上機嫌だったので、
『これは好感触だぞ』
と期待していたのですが、結果を伝えると言われた日になっても何の連絡もありません。こちらから返事を督促するのもなんなので、私は静観していました。すると約束の日から10日目にやっと封筒が届き、
【あなたの今後の活躍をお祈りします】
という何の感情も込められていない文字が印刷された紙が一枚入っていました。
面接中、『変だなぁ』と思ってはいたのですが、向こうは面接を利用して無料の経営コンサルタントを受けるつもりだったみたい。
面接で会話が盛り上がれば、採用されるって期待しちゃいますよね?もぉ、何が何だか分かりません。